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冷静と情熱のあいだ。

今の私が読むべき小説だったのか、はたまた読まないべきだったのかわからない。多分本との出会いにべきなんてない。すべての出会いにもべきなんてない。

珍しく更新率が良い…暇なんですねあたし笑
ちょこちょこ用事あるから遠出できないだけで、日々まったり過ごしてます。

辛いことがあると読書に逃避するのは私の癖ですが、9月色々あった時にはじめて江國香織を手にとって、あぁこの人の作品をもっと読みたいと思って、春休み暇になったから読んでみた「冷静と情熱のあいだ」。一時期ブームになったけれど、映画も見たことなかったし、恋愛ものということ以外無知な状況で読みました。

冷静と情熱のあいだ―Rosso (角川文庫)冷静と情熱のあいだ―Rosso (角川文庫)
(2001/09)
江國 香織

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冷静と情熱のあいだ―Blu (角川文庫)冷静と情熱のあいだ―Blu (角川文庫)
(2001/09)
辻 仁成

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江國香織の書くRossoはあおいという女性目線で、辻仁成の書くBluは順正という男性目線で描かれる物語。あおいと順正の2人は大学生の時付き合っていた、帰国子女という同じ境遇の中日本で出会い、ずっと一緒にいると思ってた2人。相手を特別な存在としていた。しかしあることをきっかけに2人は別れる。

あおいにはアメリカ人の彼氏がいて、古い友人に囲まれてイタリアで静かな生活を送っている。順正には芽実という恋人がいて、絵画の修復士の仕事をして、フィレンツェや日本を行き来している。もう一生会うことないだろうと思いながらも、その別れに後悔が入り混じる二人は、日々の生活でお互いを忘れることがない。あおいの30歳の誕生日にフィレンツェのドゥオモに一緒に登ろう、という約束の日付が近くなるにつれて、相手はこんな口約束を覚えていないだろうと思いながらも、想いは強くなる。


一度終わってしまったものに、その後とやかく言えるものではない。頭では理解してるんだけど、少しでも希望があるなら追いかけたくもなるもので、過去をすっぱりと断ち切れるものではない。身体表象論の時にもお話がありました。日常生活から排除しているもの…性や死は人間と切っても切れないものだから、夢の中で回帰するんだって。失恋だって日常からは排除できたようでも、残り続けるものだって。


相手にも自分にも新しい生活があるってわかっていても、過去をみつめてしまう。


未来を夢見ているとき人間の脳は活性化していると、別の何かで読んだ記憶がある。これから何が始まるかなって、あれもしたいこれもしたい、その時が一番わくわくして幸せになれるものらしい。でもわかったのは、未来を考えすぎてもいけないこと、過去に引っ張られすぎてもいけないこと。

未来を考えすぎちゃいけないなんて二十歳の私のブログに書いていいんかって話だけど笑、私は未来志向が強すぎたんだと最近知りました。わかってはいたつもりなのに、永遠性を求めてた。昔からお店が閉店になるだけですごく悲しくなるような子だった、だからかな、変わらないものが好きだもの。

あおいは順正が、順正はあおいがどうしても忘れられない。あおいはマーヴを、順正は芽実を少なからず傷つけてしまう。相手を全く傷つけないのは不可能にしても、そんなの悲しい。恋愛以外にもその人の人生っていうのは止まることなく針は回り続けている、決して止まらない。では過去でも未来でもないどこに意識をやればいいのか。今現在だ。今を積み重ねて未来になる。


読んでる時、台詞で行間で、何度も何度も自分が重なった。ふっと出てきて、またひいて。夏の夜も、紅葉も、年末年始、2年会…後悔もしたけど、あの時の自分の精一杯だったんだなって思いながら。


人生というのは、その人のいる場所にできるものだ、という単純な事実
心というのは、その人のいたいと思う場所につねにいるのだ、というもうひとつの単純な事実

あおいが、江國香織が教えてくれました。

過去に囚われ過ぎず、未来に夢を見すぎない。
過去を蘇らせるのではなく、未来に期待するだけではなく、現在を響かせなければならないのだ。

順正が、辻仁成が教えてくれました。


順正の修復士という仕事、アンティーク宝石を扱うあおい。どちらも時の流れに身を置いているだけでなく、過去に飛び、未来へつなぐことをしています。それでも自分が生きるのは今だから。
私の身にドラマ的なことが起こる確率なんて低いけれど、過去を引きずるなんて聞こえの悪い言い方をしないで、心の隅っこでたまに扉を開けたり閉めたりしながら、前をむいて、今を生きる。そうしてこうかなと、思ってます。


レビューっぽくないね。すいません。笑


どちらも現代的で読みやすい作家さんです。
ちょっと時の流れに息苦しくなった時、手に取ってみてはいかがでしょうか(*^_^*)
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