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成人式の振り袖は何を意味するのか。

明日は成人式!
そのことはまたゆっくり記事を書くとして。
今日、早稲田オープン科目で取っている「身体表象論」のレポートを完成させました!やった!

理系のレポートってやることの手順=実験手順で、それに考察を加えていくからいいんですが、文系のレポートって自分で筋道立てなきゃいけないから難しいですね。でも書いてて楽しかったなー。なんてゆうか、やっぱ文系なんだよあたしの脳は笑

身体表象論、ほんと楽しいです(>_<)
1月あと3回しかないなんてさみしいなー。でも1月末まであるので、本業である医学のテスト勉強がやばいですね。まぁ頭使って楽しい思考の時間って感じで、過ごさせていただきたいと思っています。

前に記事に説明書いたけどきっと「身体表象論ってなんやねん」って感じだと思うので、
レポート書けたのを載せてみようかなと思います。お暇があったら読んでみてください。こんなことを勉強しています。いや、ほんとはもっと濃い内容ですが。

自分が成人式なこともあって、振袖の身体表象を歴史と現代を比較してみました。
明日がいい成人式になりますように。
楽しむという意味でも、素敵な大人になる階段という意味でも、ね。





「成人式の振り袖は何を意味するのか」

1.はじめに
 今年も1月になり町には振り袖を着た新成人の姿が目に飛び込んでくる。毎年彩りに感嘆していたが、今年自分も成人式を迎えることになり、振り袖を着て気分を改めるその意味が気になった。七五三のような他の和服を着る行事とは異なる意味をもつのだろうと考えた。成人式という形はいつから取られたのか、昔も今も成人式によって感じる心境の変化は同じであるのだろうか。まず成人式の歴史を見るところから考えていきたい。

2.成人式の歴史
 成人式は時代や地域、また公家・武家・庶民と階層によっても異なっているが、男子は元服や成年式といって十二から十六歳に、女子は髪上げ・成女式として十三歳前後に行われた。元服は平安時代の貴族男子の成人式で加冠とも言われ、童形の髪を解いて髻を結い、冠を付けた。武家の場合は烏帽子をかぶった。女子は髪上げといい、垂らしていた髪を頭頂で結いあげ後ろに垂らした。また袴の上に裳をまとう裳着は結婚年齢に達したことを表していた。公家や武家では、服装や髪形といった身体表象を改めることで、成人という段階を踏んでいた。
 一方農村においては、労働能力、戦闘能力、生殖能力などの体力面から成年と認められると、若者組・娘組に加えられた。1)
 現代の成人式の形は1946年11月22日、敗戦後復興途中の若者を鼓舞するために埼玉県北足立郡蕨町で開催された「青年祭」がルーツであると言われている。2)着物は高級品であり買うことのできない人も多かったが、国民生活水準の上昇により成人式に女子は着物で参加するという事が定着していった。3)
 戦後の成人式の意味は前述のそれとは異なっているようである。しかし振り袖を着て歩く新成人がいるということは、成人式が一般化行事化した、ということ以外に理由は考えられないだろうか。

3.内面美が外面美に現れていく時代、外面美を作り出すテクノロジー
 平安時代の貴族の風習を思い出すと、女性の顔は垣間見によってしか見ることが出来ず、女性とやり取りをする和歌が美しいと、この人はどんなに美しい女性なのだろうと、男性は胸を高まらせていた。このことから思うに、人の内面の美しさが外面の美しさを思わせていた時代があった。
 現代では技術の発達によって外面美を作り出すことが可能になった。代表されるのが美容整形の発達、化粧品の研究が進んでいることなどである。これらは簡単に人が望む美しさを手に入れることに貢献した。つまり、現代では内面美を求めることなく、外面から変わっていくことができるのである。
 美容整形をすることで明るい性格になることができた、といった例があげられる。これはハロウィンの仮装をすることによって、いつも出せていない違った自分を放出する、外見が変わることで心境をも変えていくということに似ている。外面を変えることで気分を一新すること、これは現代の新成人のもつ成人式の意味に近いのではないだろうか。

4.現代に残っている成人式の形
 現代の成人式に元服などの名残があるために着物を着る、ということはありながらも、元服と同様の意味づけがあるとは言い難い。外面美を作り出すテクノロジーが発展した現代では、内面から美しくなろうという思想に欠けているだろう。振り袖を着ることによって外面を成人という表象にし、安易に世間に認められる方法を手に入れた。星の複雑な並びが星座の形として一般に認められていったように、振り袖という表象の共有によって客観的現実である「成人」になろうとするのが現代の成人式ではなかろうか。
 また、振り袖を着ることで非日常の晴れという環境に身を置き、それだけで感情は高ぶるだろう。まさにハロウィンの仮装と同じ、祭りの状態である。中学以来会っていなかった同級生に再会して同窓会が開かれる、祭なのである。成人式は単純なお祝いである七五三とは異なり、意味のある通過儀礼であったはずだ。現代に残っている成人式がお祭り騒ぎで会場が荒れてしまっていることの説明に繋がるだろう。

5.考察とまとめ
 武家や公家は身体表象の共有を用いて、客観的現実とともに自身をその家を継ぐものとして鼓舞していった。農村においては表象なくしても内面から磨かれたものが成人として認められた。現代では成人式という行事を楽しむだけで、身体表象を作っても内面を伴わせようという意識を持つ事が少ない。これは外面美を容易に作れるようになった現象と一致しているように思う。内面を伴わない成人が祭りとして楽しんでいる成人式であるのだから、成人式が荒れるニュースが流れるのだと、現代人の心の動きを考察することが出来るだろう。

6.おわりに
 成人式が荒れたというニュースは一部に過ぎず、多くは楽しみながらも成人式をひとつの通過儀礼として心境を改める人も多いだろう。晴れ着を着た時に感じる、お祭り感覚より上級な、身の引き締まる感覚を経験すればよいのだ。そうすれば、成人式という日本伝統文化を味わいつつ、成人の自覚を持つ事が出来るだろう。身体表象は自己に反映されるはずのものである。それゆえに、振り袖という身体表象を自分の意識の形成に役立てていくことが望ましいだろう。

7.参考文献
1) 常識として知っておきたい日本のしきたり(丹野顯 PHP文庫 2007年第1版,p50-51)
2) 成人式の歴史と成人式について http://seijinsikii.seesaa.net/
3) 着物と成人式の歴史 http://www.mgu.ac.jp/~jfmorris/Sotsuron/2001/IshikawaNanae/Ishikawa.htm




身体表象は自己に反映されます。
振り袖パーティに終わらないように、自覚もたなくちゃ!

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